広島、巨人などで捕手として活躍した西山秀二氏(57)が、元巨人ヘッドコーチ・岡崎郁氏(63)のYouTube「アスリートアカデミア」に出演。幼なじみで中学時代はバッテリーを組んだ桑田真澄氏(現巨人2軍監督)の野球人生を変えた右肘のケガを振り返った。
西山氏は「右肘をケガするまでコントロールは抜群だった」と指摘した。
1995年5月24日の阪神戦で、三塁線の小飛球にダイビングキャッチを試みた桑田氏は右肘じん帯断裂の大ケガを負う。
岡崎氏は「普通ピッチャーはあんなダイビングしない」と指摘した。
ケガのリスクを冒して飛び込んだプレー。ただ1個のアウトだが、西山氏は「根っからの野球少年なんですよ。投げた後の姿勢でもすぐ動ける形になっている」と、常に準備しているからこそダイビングまで自然の流れで出たのだと説明した。
その後、トミー・ジョン手術を受け、復帰までに約2年を要する大ケガとなった。
桑田氏は通算173勝。岡崎氏は「あのケガがなかったら200勝行っただろうね」と指摘した。