NHKは18日、大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」(31日後7・20)の審査方法について発表した。
紅組・白組の勝敗は、視聴者審査員、NHKホールの観客による会場審査員、ゲスト審査員8人の投票によって決定。視聴者審査員で投票数が多かったほうに1ポイント、会場審査員で投票数が多かったほうに1ポイント、ゲスト審査員で投票数が多かったほうに1ポイントの合計3ポイントを競い、2つ以上のポイントを獲得した組が「優勝」となる。
視聴者投票については、テレビ1台あたり、最大5票。投票できる「票」の数は、テレビの視聴時間に応じて増え、放送を視聴し始めたら1票獲得、その後、5分連続視聴を10回達成するごとに票が増えていく。全対戦終了後の投票時間中、テレビのリモコンボタンで紅白どちらかを選ぶと、選んだ組に票が入る。持っている票は分割して投票することもできる(紅組に3票、白組に2票など)。総合テレビはもちろん、BSP4K・BS8Kでの視聴でも投票に参加できる。
投票方法は、総合テレビのデータ放送、BSP4K・BS8Kのデータサービスからとなる。紅組に投票する場合はリモコンの「赤ボタン」、白組に投票する場合は「青ボタン」を押す。データ放送・データサービスからの投票には、デジタル放送受信機をインターネットに接続する必要があり、NHKプラスやワンセグ放送からの投票はできない。
この日、ゲスト審査員も発表。来年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」で主演する俳優・横浜流星をはじめ、「名探偵コナン」の作者である漫画家の青山剛昌氏、タレントの内村光良、パリパラリンピックでシングルス・ダブルスで金メダルを獲得したプロ車いすテニス選手の上地結衣、女優の河合優実、パリ五輪で金メダルを獲得したプロスケートボーダーの堀米雄斗、バレリーナの森下洋子氏、連続テレビ小説「虎に翼」で脚本を担当した脚本家の吉田恵里香氏の8人が務める。
今年の紅白のテーマは「あなたへの歌」。パリ五輪・パラリンピックに歓喜し、高揚した一方で、相次ぐ自然災害や終わらぬ紛争…多くの悲しみもあった2024年の大みそかに「ひとりひとりに最高の歌を」と思いを込める。
司会は昨年に続きお笑いタレントの有吉弘行、女優の橋本環奈、また朝の連続テレビ小説「虎に翼」の主人公・佐田寅子を演じた伊藤沙莉と、同局の鈴木奈穂子アナウンサーが務める。