双子のお笑いコンビ「ダイタク」が18日、都内で来年2月20日に開催する主催ライブ「ダイタクの伝家の宝刀」(有楽町よみうりホール)の取材会を行った。
今年の漫才日本一決定戦「M―1グランプリ」では初の決勝進出を果たした。その勢いのまま、来年よみうりホールでライブを行う。ポスターは横山マサト氏撮影で、一卵性双生児の2人が映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場するライトセーバーのような電飾を手に切り結ぶ構図となっている。
M―1グランプリの結成制限最終年で悲願のファイナリストととなった。これまで5度準、準決勝の壁に跳ね返されてきた。弟の吉本拓(39)は「あまり実感がない。トップバッターでもOK」とあくまで自然体で臨む構えだ。兄も吉本大(39)も「ラストイヤーでもう出ることはないので、安心感の方が強い。精神をすり減らすのでM―1は出ないにこしたことはない」と初の決勝の舞台を踏む心境を語った。
今年は連覇を狙う令和ロマンを筆頭にファイナリストには精鋭が集まる。大は「今年は特にみんなそれぞれの武器がはっきりと分かれている。凄い面白い大会になる。だから戦い方が大事になる。トム・ブラウンさんがトップバッターで出て、大会がぶっ壊れるようなネタをした後に、エバースが出たらどうなるのかなど、それぞれの攻撃を避けながら、どう攻撃するかの戦い」と分析。拓は「敗者復活の組が一番気になる。去年は敗者復活が面白すぎた。決勝は順番次第で神回だし、順番次第ではとんでもない回になる。(順番を決める)笑神籤(えみくじ)次第で誰もが優勝も最下位もある」と予測した。
M―1グランプリ決勝当日には、過去に同じ吉本興業所属の「ロングコートダディ」堂前透(34)や「令和ロマン」高比良くるま(30)が験担ぎに競馬で大勝負をしている。2人は大のギャンブル好き。決勝直前の験担ぎについて問われると拓は「給料日前で多分賭けるお金がない」と告白。大は「皆さん僕に乗ってくださるなら、後で買い目教えます。もしかしたら買うかもしれません」と不敵に笑った。