阪神・西勇が、巨人から海外FA権を行使してオリオールズに移籍する菅野に刺激を受け、奮起を誓った。19年まで4年連続で合同自主トレで師事した間柄。昨季4勝から15勝へカムバックを遂げて35歳でMVPに輝いた1歳先輩にならい、6勝に終わった一年からの巻き返しを期す。
「来年は今年の菅野さんと一緒の年齢(35歳)なので、同じような(復活の)シーズンにしたい。練習もはかどっています。何もかもプラスに動いてる感じがして凄く刺激的」
海を渡る男に続き、V字回復を思い描く。昨季8勝から数字を落とし、勝負の9月に3敗。連覇を逃す一因にもなった。オフの練習法を見直し、“復肩”を懸ける右腕は「引退か、現役を続けられるか、という岐路。腹をくくってやるだけ」と決意を新たにした。