来季5年ぶりに指揮を執る楽天の三木監督が、守護神について「今のところ、則本だと思っている」と明言した。
今季先発から転向した則本は54試合に登板し、3勝4敗、リーグ最多の32セーブで防御率3・46の成績を残した。シーズン後の10月21日に右足首を手術したが、経過は良好。左腕の鈴木翔は28試合連続無失点の球団新記録を樹立するなど24ホールドを挙げ、今季から中継ぎに回った藤平も20ホールドをマークするなど若手が台頭しているが、「(現役が)終わるまで、後ろで投げたい」と“生涯クローザー”を希望している。
藤平は11月の国際大会「プレミア12」でも侍ジャパンの一員として存在感を発揮したが、まだまだ負けるつもりはない。指揮官は「2人に負けないように、刺激し合ってやってもらいたい」と相乗効果にも期待した。(花里 雄太)