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有村架純 困惑 実使用台本約250冊がオークションに流失 弁護士指摘 業務上横領の可能性

スポニチアネックス 2024年12月19日 4時3分

 女優の有村架純(31)が実際に使っていたドラマや映画の台本が、大量にインターネットのオークションに出品されていた。ニュースサイト「NEWSポストセブン」が18日に報じた。

 同サイトによると、出品されたのは約250冊。NHK連続テレビ小説に初出演した2013年の「あまちゃん」は表紙に「有村」と書かれており、全26週分の26冊。女優デビューとなったドラマ「ハガネの女」(10年)、映画初出演作の「阪急電車 片道15分の奇跡」(11年)と“お宝”がずらりそろっていたという。

 有村にとって思い出が詰まった台本がなぜ流出したのか。所属事務所はこの日、公式サイトで経緯を説明。「本人の実家で保管していたが、保管スペース確保のため業者に機密書類として廃棄を依頼した。その際に一部が転売されていたことは確認している」とした。報道によると、業者は有村の母親の知人男性で、その男性が台本愛好家に台本全冊を約50万円で売却。その後、愛好家がオークションサイトに出品。事態を把握した事務所は男性を通じ、台本を回収したという。有村について事務所は「思わぬ出来事に本人も胸を痛め、弊社としても困惑している」と説明している。

 台本の転売は罪に問われるのか。レイ法律事務所の河西邦剛弁護士は、有村サイドからの破棄依頼に反して転売していた場合は、台本の所有権が有村側にある状態で販売したと考えられると指摘。「業務上横領の罪が考えられる。有償で依頼を受けていた場合は、罪に問われる可能性がさらに高まる。有罪となれば懲役10年以下が科される」と話した。

 事務所が放送局や配給会社から責任追及される可能性もあるという。「台本の譲渡は固く禁じられている。有村さん側と男性の間で譲渡があったと認められれば、事務所側の合意違反が問われる場合もある」とした。

 テレビ局関係者は「台本を金庫で管理している事務所もある。連絡先など個人情報が記載されているので、破棄するときはシュレッダーにかけるのが基本」と話している。

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