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番組35周年のテレ朝「渡辺篤史の建もの探訪」の新春SPが1月4日に放送 渡辺「建築は自由だ!」

スポニチアネックス 2024年12月19日 7時30分

 俳優の渡辺篤史(77)が住宅を訪問、紹介し自らナレーションを務めるテレビ朝日「渡辺篤史の建もの探訪」(土曜前4・25)の新春スペシャルが来年1月4日午前6時から放送される。1989年に始まり今年で35周年を迎えた長寿番組。今年12月までの取材先は1827軒にも上る。渡辺がこのほど囲み取材に応じ、スペシャルの見どころや番組への思いを明かした。

 新春スペシャルではお笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹(55)とフリーアナウンサーの宇賀なつみ(38)をゲストに迎え、「夫妻こだわりのライフスタイルを実現」する2軒を紹介。渡辺は「両方とも素晴らしい」と語り、「特に2軒目。鎌倉の建築家夫妻の家が革命だね。やられましたね。そういうのにこの回数重ねて会えるんだからさ!」と座っていたいすから立ち上がって熱弁をふるった。「35年目にして革命ですよ。発見したんですよ。ぜひ見ていただきたい」と呼びかけた。

 番組が35周年を迎えたことには「一言では表せない」としつつも「これほどうれしいことはない」と素直に喜んだ。スペシャルでは過去の秘蔵映像も放送され、第1回の様子も映し出される。「“あまり変わらないじゃないか”って言いたいとこだけども、随分変わりましたね」とおちゃめに話した。ただ、不変なものもある。「気持ち、番組への思いは変わりません」

 その言葉通り「建て主のいろんな思いや条件をもとに建築家が創意工夫の数々で作り上げていく。だから一軒もおろそかにできない。真剣に取材しています」と表情を引き締めた。毎回、行き先だけ知らされ、現場で初めて住宅を目にする。住んでる人々ともインターホンを押して初めて対面する。心がけていることは「ファーストインプレッションを大事にしたい」と語った。

 部屋の5分の1ほどを建築関連の本が占めているほど建築好きの渡辺。20歳前後から内容は理解できないことがあるものの建築誌を写真集のように読みあさっていたという。それ故、「渡辺篤史の建もの探訪」が開始した41歳の時には「下地があったんです」と振り返った。

 開始当初のコンセプトは「日本の名建築を訪ねる」だったが、「建築家が設計している普通の家を紹介させていただけませんか」と制作側に提案したという。それで現在の個人住宅を訪ねる形式になったことを明かした。

 35年続けてこられた秘けつを聞かれると「無事これ名馬」と回答。そしてなにより「家が大好き」。常に持ち続ける思いは「家作りは自由だ!建築は自由だ!」と声を大にした。「この思いを持って、これから先もいい住宅をご紹介したいと思います」とまだまだ走り続ける。

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