元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が19日、自身のSNSを更新。「年収103万円の壁」問題への対応を巡り、与党に反発している国民民主党・玉木雄一郎代表(元グラドルとの不倫で役職停止中)に“忠告”した。
玉木氏は18日、都内で開かれた共同通信加盟社論説研究会で講演し、所得税が生じる「年収103万円の壁」の引き上げを123万円として2025年度税制改正大綱に明記する与党方針に猛反発。自民、公明、国民民主の3党幹事長合意で「178万を目指す」と確認したとして「合意を無視した形で、驚きだ」と述べた。
国民民主は178万円への引き上げを強く主張している。17日の3党税調幹部会合で与党側から新たな提案がなかったとして、協議打ち切りを宣言していた。
橋下氏は「国民・玉木氏『火に油』『見切り発車』と与党を批判 年収の壁『123万円』譲らぬ姿勢に反発 来年度暫定予算の編成も」と題された記事を引用し、「国民民主がいくら頑張っても、維新が教育無償化を実現して予算に賛成すれば国民民主の主張は終わり。国民民主は維新の主張にもっと配慮せなあかん」と“忠告”。
続く投稿で「維新が自民と協議し始めれば、国民民主のキャスティングボートの力は一気に落ちる。維新と国民民主がタッグを組めば、キャスティングボートの力はより高まる」と指摘。
そのうえで「維新が動き出した今、国民民主単独では自民は動かないことを認識すべき。逆も然り。維新単独ではキャスティングボートの力は弱い。維新と国民民主が横連携すべき」と自身の考えをつづった。