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米ツアー参戦金谷拓実が決意表明「松山さんみたいに長く活躍したい」 今年の漢字は「誠」

スポニチアネックス 2024年12月19日 12時4分

 男子ゴルフの米ツアー最終予選会(米フロリダ州)を突破し、来季出場権を獲得した金谷拓実(26=Yogibo)が19日、都内で取材に応じた。

 日本ツアー最終戦日本シリーズJTカップで逆転賞金王に輝いた金谷は大会直後に渡米。米ツアー2次予選会(カリフォルニア州)を通過。最終予選会では3位に入り5位タイまでに付与される来季出場権をつかんだ。

 前日に帰国したばかりの金谷は「子どもの頃からの夢が叶って嬉しい。苦しい時間が長かったから良かった。でもここがスタートなので良い準備をして来年からやりたい」と感慨をにじませた。

 初の賞金王、米ツアー出場権獲得と目標を達成した2024年を表す漢字を聞かれると「誠という字が好き。どの1打も誠実にプレーした気持ちはある。それは自信を持って言える」と胸を張った。

 米ツアーを志すようになったのは東北福祉大時代。大学の先輩である松山英樹を見て「大学時代に松山選手を間近で見て、世界で活躍する選手になりたいと強く思った」。

 そしてアジア太平洋アマチュアを制し、マスターズに出場。アマチュアで日本ツアーに優勝。松山と同じようなキャリアを積み20年にプロ転向。日本ツアーで7勝を重ねた。

 順調な道のりに見えるが、本人の中では少し違う。「アマチュアでは頑張っていたけど、プロになってメジャーに出てもうまくいかないし(周りは)こんなにレベルが高いんだと苦しい思いしかなかった」。苦境も乗り越えて松山と同じ舞台にたどり着いた。予選会終了後、松山からは「よく頑張ったな」と労いの言葉をもらった。

 来季からもアジア単独最多となる米ツアー10勝の先輩を追いかけ続ける。「松山さんみたいに長く活躍したい。年々強くなっていきたい。今はまだたくさん差があるけど、積み重ねが近づくために必要だと思う。成長し続けられるように意識して生活したい」。

 2025年初戦は1月9日開幕のソニー・オープン(ハワイ州)。「1試合1試合が勝負だと思う。でもやることは変わらない。どの1打も大切だから、それを積み重ねていく」とまっすぐに前を見据えて話した。

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