俳優の岩城滉一(73)が18日放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)に出演。あれがなかったらもう芸能界にいない、と思う転機になった作品を明かした。
この日、旧知の仲である歌手で作曲家の宇崎竜童(78)とともに出演。宇崎から「映画に初出演の時、この役なら俺はできると思ってやったの?」と質問。岩城は1975年に映画「新幹線大爆破」でデビュー。同年「爆発! 暴走族」を主演を務めた。
岩城は「行った時にプロデューサーとか監督と会って、“ここは岩城君みたいなキャラクターの人間にこうやってもらいたいんだよ”って言うから、“俺が何かやればそれでいいじゃん”って感覚だったんです」と説明。「“ここのところ、こうやってくれ”“ああやってくれ”って、“お前、俺のそういうところがいいんだから好きなようになってくれ、って言ったじゃねぇか”みたいな。そういうので生きてきちゃったから」と苦笑した。
宇崎は「それでも途中から性格俳優みたいな、『北の国から』みたいな。思ってもみないことをやらされるっていう、あの長丁場ね。ボクシング、本気で殴り合わなきゃいけなかったり」と指摘すると、「いや、そっちのほうが得意だからいいんだけど」と岩城。
それでも、「『北の国から』っていうのは、芸能界に入って、いや、芝居って凄いなっていう気付かされたというか。あれがなかったらとうに終わってたんじゃないですかね」と転機の作品だと告白。「俺自体のモチベーションも全てのことに対して、芸能っていうところから早めに離れたと思うんです」とした。