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WBO王者・岩田翔吉 IBF王者・矢吹との早期統一戦を希望 4団体統一を視野に“階級最強”誓う

スポニチアネックス 2024年12月19日 17時5分

 プロボクシングWBO世界ライトフライ級王者・岩田翔吉(28=帝拳)が19日、都内でWOWOWの「エキサイトマッチSP」(2025年12月30日午後9時、WOWOWライブ&オンデマンド)の収録に参加。今年10月13日に行われた世界戦を自ら解説した。

 「子どもの頃から見ていた番組に世界チャンピオンになって出演できて夢のよう」とエキサイトマッチ初解説に笑顔を見せながら、同級2位ハイロ・ノリエガ(31=スペイン)を3回3分TKOで破り、プロ15戦目で世界王者となった王座決定戦を解説。3回に右アッパーからの連打で最初のダウンを奪うなどほとんど相手に何もさせずに完勝。22年11月の世界初挑戦では苦杯をなめたが「(敗戦から)2年間取り組んできたことが出た試合。これからもいろんな選手と対戦しいくとしていくと思うので、しっかり自分のやりたいことをはめていけるようにしていきたい」と決意を新たにした。

 同一戦の試合後は「戦いたい相手がいる」とIBF世界同級王者・矢吹正道(32=LUSH緑)との統一戦を希望した。「世界が認めないとやる価値はない」と岩田のラブコールを一蹴した矢吹に対し「もちろん防衛を重ねてベルトの価値を高めてから統一戦をやるということの意味は凄く分かる。ただ、長くライトフライにいられるんですか、という思い。いられないんだったら、早くやった方がファンは喜ぶと自分は思う」とニヤリ。減量苦の矢吹を思いやりながら、早期実現を願った。

 ベルト獲得後はフィリピン・マニラやハワイ旅行に出かけるなど英気を養ったが「トレーニングは毎日やっていた」と10月下旬から練習を再開したことを報告。防衛戦が有力な次戦は来年2、3月ごろになる見込みで、年明けからスパーリングを再開予定だという。

 高校2年時から戦う現階級での減量は決して楽ではない。フライ級への転級も頭にはあるが「このライトフライ級で一番強いということ証明できたら階級を上げていきたい」とまずはベルト統一、そして将来的な4団体の統一にも前向きだ。今月26日にはタイ・バンコクでWBC世界同級1位カルロス・カニサレス(31=ベネズエラ)と同級2位パンヤ・プラダブシー(33=タイ)がWBC世界同級王座決定戦で空位の王座を争う。「カニサレスとは凄く相性がいいと思う。アグレッシブに攻めてくるし、かなり激しい打ち合いになって面白い試合になると思う。将来的にやれることができたらうれしい」と高みを見据えた。

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