ラグビー・リーグワン1部の埼玉が19日、埼玉県熊谷市のグラウンドで全体練習を行った。東京SGと対戦する21日の開幕戦の登録メンバー23人を発表。プロップ稲垣啓太（34）は、11カ月ぶりの公式戦先発出場が決まった。
稲垣は今年2月のクロスボーダーマッチ（チーフス戦）を最後に負傷離脱。リーグワンの公式戦に先発出場するのは、1月13日の昨季第5節（相模原戦）以来11カ月ぶりとなる。久々の復帰戦を2日後に控え「自分のやることは分かっているのであまり変わらない」と平常心を強調。「状態はすごく良いです」と明るい表情を見せた。
ケガの詳細は明かさないが、2月末に手術して7月頃に走れるようになったという。「それぐらい時間かかるものだった。ただケガしてマイナスなことはなかったので良い時間を作れた」。自身初めての長期離脱はプラスに捉えており「切って縫ってもらえばちゃんと治ります」と完治をアピールした。
チームは2季連続で準優勝。3季ぶりの王座奪還を目指すシーズンとなるが「先のことは見ていない。自分たちのやるべきことを一つずつやって最終的にそこへ行ければ良い」とまずは2日後の開幕戦から一戦必勝を誓った。