フィギュアスケートの全日本選手権が、20日から大阪の東和薬品ラクタブドームで行われる。
19日に各種目の公式練習が実施され、女子でジュニアからの出場となる島田麻央(木下グループ)が調整。午後3時15分からのグループでは坂本花織(シスメックス)らシニアの選手らとともに本番リンクで滑り、トリプルアクセルと4回転トーループを着氷した。
「完璧な演技を目指しているけど、それよりも自分らしい、ジュニアらしい元気のいい演技ができたら」
全日本選手権は3度目の出場で、過去2大会は3位。初出場だった2年前の舞台が、今回と同じ東和薬品ラクタブドームだった。
「(2年前は)何も分からずに“全日本ってどんな感じなんだろう”という風で、今年はどういう舞台かが分かってきて。去年、すごく緊張してしまったので、今年はなるべく緊張せず、何も気負うことなく挑戦して。思いっきり滑りたいなと思います」
16歳で全日本を制すれば、憧れの存在でもある浅田真央に並ぶ。また、ジュニア年代の選手が優勝すれば、03年の安藤美姫以来21年ぶりとなる。偉業を前にしながらも、無欲でシニアの選手たちと競う。