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佐藤弘道 下半身麻痺から歩けるようになるまで「やるしかない」“超”積極的リハビリ、今後の目標とは

スポニチアネックス 2024年12月19日 22時57分

 脊髄梗塞でリハビリ中の「体操のお兄さん」ことタレント佐藤弘道(56)が19日に放送されたNHK・Eテレ「きょうの健康」(月~木曜後8・30)に出演。突然の下半身麻痺から、歩けるようになるまでの道のりを振り返り、今後の目標について語った。

 「最初のうちは足を筆で触ってもらうところから始まった」というリハビリ。効果について「実感はなかなかなかったんですけど、入院して2週間くらい経ってから、だいぶ体の反応が良くなってきたんですよね」と回想。「立てるようになっても、立ってる感じはしないんですよ」と不思議な感覚を明かしつつ、「足の筋肉が少し反応が出てきてるというか。反応がうれしくて、その繰り返しです。教わったことを何度もやる」と地道な反復練習を強調した。

 入院中はリハビリ以外に自主練習にも取り組んだ。歩行器の使用許可が出ると、病棟の中をずっと歩き回ったという。「やるしかないと思っていたので、つらくはなかった」と当時を振り返り、「やらないことで後悔するんだったら、やって後悔した方がいいと思って。やるしかないっていう感じでずっと動いていました」と語気を強めた。

 退院後の現在は、週に1、2回はリハビリ病院に通い、パーソナルトレーナーとも契約し、リハビリを行っている。リハビリは継続することが大事だといい、「下半身が麻痺しているので、麻痺している分だけ積み重ねていかないと、落ちるのも早い」。また、これ以外に自主練習にも取り組んでおり、「(自宅のマンションの)1階から30階まで上がったりとか。筋力トレーニングになるので、一段抜かして自分の筋肉が今どこを使っているか(確認して)工夫しながらやっています」と語った。

 新たな目標もある。リハビリに取り組む人の中には途中であきらめて、うつ病になるケースもあることに触れ、「理学療法士さん、作業療法士さん、お医者さんの言葉を信じて、一緒に頑張りましょうというのを伝えていきたい。今までずっと励まされてきたので、今度は励ます方にもなりたいなと」と“共闘”することを誓った。

 佐藤は有効な治療法が確立していない原因不明の珍しい病気「脊髄梗塞」を6月に発症。2カ月の入院・加療を経て8月20日に「奇跡的に歩くことができるようになりました」と退院を報告していた。10月にはNHK・Eテレ「おかあさんといっしょ」の65周年特番に出演し、椅子に座りながら、元気に踊る姿を披露していた。

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