政界から悼む声が相次いだ。石破茂首相は官邸で「偉大なジャーナリストだった。これからの日本国家の歩みについて、まだまだ教えていただきたかった」と語った。
自民党の岸田文雄前首相は取材に「首相在任中、大変温かい激励の言葉を頂いた。一つの時代が終わった感じだ」としのんだ。
森喜朗元首相は取材に「巨星墜つ。惜しい人を亡くした」と弔意を示した。渡辺氏から「君は俺より10歳も若い。もっと頑張れ」と、折に触れて激励を受けたと懐かしんだ。
渡辺氏は07年、自民・民主の「大連立政権」の実現に向けて動いた。当時民主党代表だった立憲民主党の小沢一郎衆院議員は「あの時に大連立をやっていれば、もう少し立憲民主党も政党らしい政党に成長できたのでは」と語った。