2年目を終えたDeNA育成の渡辺明貴投手(24)が自主退団したことが19日、分かった。
急展開の事態だ。シーズン終了後に、球団と右腕の間で話し合いが続き、10月31日に公示された育成選手保留者名簿にも掲載された。また、11月26日のNPBアワーズではイースタン・リーグの「努力賞」で表彰されており、同会にも出席した。とはいえ、この日までに一身上の都合でDeNAのユニホームを脱ぐことが正式に決まった。
22年育成4位でBC・茨城から入団。1メートル88、105キロの長身を生かし、今季は救援として同リーグ48試合に登板。7勝0敗9セーブ、防御率2・25の好成績を残し、42年ぶり4度目のイースタン・リーグ制覇の胴上げ投手となった。
そしてチームはその勢いで、「ファーム日本選手権」でソフトバンクを倒し史上初の2軍日本一にも輝いた。
渡辺は、来季に向け支配下登録も期待されていたが無念の退団となった。