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渡辺恒雄氏 相撲界でも存在感は別格だった 貴乃花に厳しい言葉 横審委員長2年務める

スポニチアネックス 2024年12月20日 4時35分

 読売新聞グループ本社代表取締役主筆で、野球界にも大きな影響力を保持した渡辺恒雄(わたなべ・つねお)氏が19日午前2時、肺炎のため都内の病院で死去した。98歳。

 渡辺氏は91年から05年まで横綱審議委員会の委員を務めるなど相撲界にも大きな影響を及ぼした。01年から2年間は委員長に就任し02年7月には7場所連続休場中の横綱・貴乃花に対し出場勧告を決議。右膝のケガを負っていた横綱に対し、世間は同情を寄せたが「来場所の休場はあり得ない。土俵で横綱としての責任を全うできないなら、進退を決してもらいたい」とぶれない姿勢を貫いた。

 稽古総見でも土俵に上がらなかった貴乃花に対し「失望した」と非難。だが、貴乃花が8場所ぶりに出場した秋場所で優勝こそ逃したものの、12勝を挙げると態度を軟化させ、「カリスマ性、神秘性が出てきた。歴史に名を残す名横綱になるだろう」と絶賛した。相撲界でも存在感は別格だった。

 ▼日本相撲協会八角理事長(元横綱・北勝海)突然の訃報に接して、思いがけないことゆえ、驚いております。生前は、大相撲に対し、深いご理解と愛情を示され、横綱審議委員会委員、同委員長を歴任されました。ご生前のご厚情に深く感謝するとともに謹んでご冥福をお祈りします。

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