俳優の柳楽優弥(34)主演のTBS金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」(金曜後10・00)最終回が、きょう20日に放送される。松本友香プロデューサーに、見どころを聞いた。
先の読めないオリジナルストーリーと、豪華キャストの演技が光る同作。真面目で優しい市役所職員・小森洸人(柳楽)と自閉スペクトラム症の弟・美路人(坂東)が、6歳の謎の男の子「ライオン」(佐藤大空)と出会い、ある事件に巻き込まれていくヒューマンサスペンスドラマ。
いよいよ最終回を迎える同作。美路人の前から姿を消した洸人は一体どこへ…。兄弟とライオンが再び一緒に生きる中で見る新しい景色とは…。
松本友香プロデューサーは、「最終回のみどころは決められません!全部です!」と語る。「本当にキャストの皆さんがワンカットワンカット最後まで自分の役を楽しく愛おしく、演じ切っていた姿に、スタッフも力をもらい、最後まで素敵な最終回にしようと、いつも以上に気合が入った撮影の日々でした。そんな思いが天気をも味方につけ、洸人と美路人とライオンの堤防ロケのシーンは、このドラマを象徴するようなきれいな夕日に包まれました」と、撮影秘話を明かした。
「また、撮影も残り数日となったある日、最後の小森家前の神栖ロケで、いつも泣き芝居でも、役の気持ちが入らないとなかなか涙がでないくらい普段から元気な大空くんが、急に撮影がもうすぐ終わってしまうことに切なくなり、ワンワンと泣いてしまったんです」と、5歳の子役の裏話も。「そんな大空くんの珍しい姿にスタッフも柳楽さんも坂東さんも動揺し、つられて泣きそうになり、撮影が一時中断とするハプニングがありました」という。
「柳楽さんも“まだあと数日会えるよ!”と頭をなでたり、坂東さんも“大丈夫だよ、たっくん!”と抱き上げたり、3人の絆がカメラの回ってないところでもギュッと現れた瞬間でした」と、しみじみと振り返った。