巨人から海外FA権を行使し、オリオールズと年俸1300万ドル(約20億円)の1年契約で合意した菅野智之投手(35)が19日(日本時間20日)、オンラインで入団会見に臨んだ。会見途中、米メディアからロッテ・佐々木朗希投手(23)に関する質問が飛び、困惑する場面もあった。
オリオールズを意識したオレンジ色のネクタイ、スーツ姿で会見に現れた菅野は、巨人と同じチームカラーに「そういうのも縁を感じましたし、すごくうれしい」と柔和な笑みを見せた。
メジャーで成し遂げたいことについては「ワールドチャンピオンを狙えるチームに入った。日本では日本一になれなかったのでワールドチャンピオンになれるようにやっていきたい」と世界一を目標に掲げた。
そして、個人的な目標についても「数字的なものはまだ経験していないのでわからないですけど、とにかく1年間ローテーションで回れるように。そうすれば自ずと結果はついてくると思うので、そういう働きをしたいです」と意気込んだ。
会見途中には米メディアから、ポスティングシステムを使って同じくメジャー移籍を目指す佐々木について「つながりがありますか?彼がFA(ポスティング移籍で)で何を望んでいるか知っているか?」と質問が飛んだ。
菅野は「しゃべったこともないので…。まったく分からないです」と苦笑いし、困惑した様子だった。