◇フィギュアスケート全日本選手権第1日(2024年12月20日 大阪・東和薬品ラクタブドーム)
男子SPが行われ、昨季世界選手権代表の三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)は88・87点だった。4回転フリップ―3回転トーループなどを決めたが、後半の4回転トーループで転倒。それでも暫定首位に立ち「悔しさはあるが、良くできた。フリーへの良いきっかけとなるSPだった」と振り返った。
朝の公式練習では負傷で途中で氷から降りた。ホテルに戻り、現役世界王者のイリア・マリニン(米国)からメッセージが英語で届いた。「今日はSPでしょ。自分を信じて。君ならできる」との激励に燃えた。
痛み止めを飲み、患部にテーピングを施しての演技。最近はメッセージを交換してスケートのアドバイスも受けているマリニンから背中を押され「勇気づけられた。練習を信じて深いことを考えずに臨んだ」と語った。