来季9年ぶりのJ2を戦うコンサドーレ札幌に、新たに「パフォーマンスコーチ」の役職を設けることが20日、分かった。今季J2山形でパフォーマンスコーディネーターを務めていた北海道出身の京谷洋佑氏(40)が就任する。
札幌市内の球団事務所で取材に応じた三上大勝代表取締役GMは「パフォーマンスコーチという役割を新設しようと思っている。客観的にデータで疲労度などを見て、例えば“今週のこの日の練習は60分以内にこの強度で納めて下さい”など、監督に進言するような(役職)」と理由を明かした。近年は開幕からケガ人が続出し、今季は夏までは常に主力を5~8人ほど欠きながらの戦いを強いられた。これまでも血中ミオグロビン相当量測定サービスを導入し、選手の血液を採取してケガ防止などに役立ててきた。今後は専門のコーチを入れることで、大塚フィジカルコーチの負担も減らしつつ防止に努めていく。選手のリハビリトレーニングを長年担ってきたブラジル人のセウソ氏も今季で退団する。来季からは新たな体制で課題を克服していく。(青木 一平)