ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)が、今季ナ・リーグ東地区を制したフィリーズとの面談が現時点で予定されていないと、大リーグ公式サイトのフィリーズ担当を務めるポール・カサラ記者が20日(日本時間21日)に自身のXで報じた。
フィリーズのデーブ・ドンブロウスキー編成本部長がカサラ記者の取材に対し「現時点では、私たちは彼と話をするよう招待されていません。私たちは最初の情報を送りましたし、彼らは私たちがプレゼンテーションを非常に望んでいることを知っていますが、私たちはテーブルに招待されていません」と話したことを伝えた。
この日、シカゴの地元ラジオ局「670 The Score」のブルース・ラバイン記者がカブスと佐々木が面談を予定していると報道。編成本部長のジェド・ホイヤー氏は、ウィンターミーティングで、カブスがすでに佐々木とその代理人ジョエル・ウルフに対して最初のプレゼンテーションを行ったと明かした。カブスのロースターにはすでに、投手の今永昇太と外野手の鈴木誠也がいて、鈴木もウルフ代理人のクライアントだ。「誠也と昇太は、とても良い経験をしている。我々は日本人選手にとって魅力的な行き先だと思います」とホイヤー氏のコメントを伝えた。
獲得競争は激化しており、佐々木は最近メッツとミーティングを行い、ヤンキースとも対面ミーティングを予定していると、ブライアン・キャッシュマンGMが地元記者たちに明かしている。ドジャースやパドレスが有力と見られているが、今後数週間で他の多くのチームも獲得に向けたアプローチを行う。