J1のFC東京は21日、25年シーズンからの新監督として前新潟監督の松橋力蔵氏(56)の就任を発表した。
クラブを通じての松橋新監督のコメントは以下のとおり。
「東京に関わるすべてのみなさまへ。
みなさま、はじめまして。2025シーズンより東京の監督を務めさせていただくこととなりました松橋力蔵と申します。
はじめに、このような素晴らしい機会を与えてくださったことに感謝を申し上げます。みなさまに信頼されるよう、ベストを尽くし、東京を愛するみなさまとともにスタジアムが熱狂の渦に包み込まれるように全力で取り組んでまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます」
東京都調布市出身の松橋監督は現役時代、横浜や京都でプレー。現役引退後は指導者の道に進み、横浜のトップチームコーチなどを経て21年に新潟のコーチとなり、22年に監督昇格。1年目でJ2を制してチームをJ1昇格に導き、昨季は10位でJ1残留。今季はリーグ戦こそ残留争いに巻き込まれて16位だったものの、ルヴァン杯では決勝に駒を進め、悲願の初タイトル獲得まであと一歩と迫った。「リキさん」の愛称で親しまれ、熱血指導には定評がある。
FC東京は今季、昨季途中に就任したピーター・クラモフスキー監督(46=現マレーシア代表監督)がチームを率いたが、リーグ戦は15勝9分け14敗の7位。クラブは11月19日に今季限りでの退任を発表していた。