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羽生善治九段 少年時代の恩師を追悼「将棋の道に進むレールを敷いて下さった」

スポニチアネックス 2024年12月21日 20時4分

 日本将棋連盟会長の羽生善治九段(53)が21日、自身のXを更新。少年時代に通った名門「八王子将棋クラブ」(東京都八王子市)の席主で、先月26日に81歳で死去した八木下征男さんを追悼した。

 八木下さんは「八王子将棋クラブ」を1977年に開業し、翌78年に小学2年だった羽生が門を叩いた。腕を磨いた羽生は1985年にプロ入りし、将棋の歴史を塗り替えた。クラブの門下生からは10人を超えるプロ棋士が誕生。2018年に40年余りの歴史にピリオドを打った。

 羽生は「八木下征男様の逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。先生の穏やかな思いやりに溢れた励ましの声が今でも聞こえてくるようです。こんなに早く別れの日が来るとは思わず、残念でなりません」と沈痛の思いをしたためた。

 「子供の頃から大変にお世話になり、自分が将棋の道に進むレールを敷いて下さった恩人です。また、多くの子供達に良い影響を与えて育てて下さった先生のような人でもあります。いつも朗らかで安心感のある存在でした。将棋クラブで過ごした日々はかけがえのない思い出です」と記した。

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