大相撲の冬巡業最終日は21日、沖縄アリーナで行われ、約1万人の来場者を集めた。沖縄では約5年ぶりの開催。「沖縄市市制施行50周年記念」と銘打たれた。
様々なイベントも実施され、トークショーには二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)と小野川親方(元幕内・北太樹)が登場。二所ノ関親方は「北海道や沖縄巡業だと、仕事観が無いというか…(笑)」とユーモアたっぷりに切り出し「1万人が入る巡業は初めてで、今回の巡業は歴史を変えた」と熱く語り、会場の拍手を浴びた。
土俵では16名の力士たちによるトーナメント形式が行われ九州場所優勝の大関・琴桜(佐渡ケ嶽部屋)や父が沖縄県国頭村出身の幕内・宇良(木瀬部屋)らが参加。決勝では、大関・豊昇龍(立浪部屋)が平幕・王鵬(大嶽部屋)を寄り切りで下し、優勝。惜しみない拍手が送られ、沖縄らしく指笛も響き渡った。