◇全国高校駅伝（2024年12月22日 たけびしスタジアム京都発着 男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロ）
女子800メートル日本記録保持者の久保凛（東大阪大敬愛高2年）が、2区（4・0975キロ）に登場した。1区の長谷川結都（1年）から21位でタスキを受けると、16人抜きで5位に浮上して3区につないだ。
自身にとって初の都大路だ。東大阪大敬愛としての初出場だった昨年は35位。久保は大会前に虫垂炎となったことが影響して欠場を余儀なくされた。「ケガではないので仕方がないんですけど、出場できなかった悔しさがある。昨年の悔しさを晴らしたい」と雪辱を期していた。
今年7月の競技会で日本女子初の2分切りとなる1分59秒93をマークし、19年ぶりに女子800メートルの日本記録を更新した。駅伝ではチーム事情もあって最長区間の1区（6キロ）を担ってきたが、今大会ではスピードを生かせる2区を担った。
区間記録は19年大会にムッソーニ（世羅）がマークした12分15秒、日本人最速は06年小林祐梨子（須磨学園）の12分35秒。久保のタイムは12分47秒で、区間新記録はならなかったが、区間賞を獲得した。
レースは長野東が1時間7分27秒で制し、東大阪大敬愛は1時間8分42秒で6位に入った。