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T・ヘルナンデス 金銭面でドジャースとの残留交渉が難航 流出なら鈴木誠也のトレード交渉が再燃も

スポニチアネックス 2024年12月22日 12時9分

 ドジャースからFAとなっているテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)がドジャースとの残留交渉で金銭面がネックとなって難航していると、スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタル記者が21日(日本時間22日)に報じた。

 ローゼンタル記者は「交渉に詳しい人物によると、32歳のヘルナンデスは3年間で6600万ドル(約102億9600万円)から7200万ドル(約112億3200万円)の契約を求めている。契約の長さは両者の間で争点となっているわけではないようだ。問題は金額。他の選手に関する問い合わせにおいて、ドジャースは単にヘルナンデスを保持するための費用と取得コストを比較検討しているだけかもしれない。ヘルナンデス自身も再契約を望んでいると何度も述べている。クラブはまた、ヘルナンデスがブルージェイズ、レッドソックス、または他の関心のあるクラブに移籍する場合に備えて、注意深く代替案を並べている可能性もある」と伝えた。

 また、T・ヘルナンデスが流出した場合の右打者の補強候補としてパドレスからFAの金河成、カブスの鈴木誠也、ホワイトソックスのルイス・ロベルトの3人の名前が挙がった。

 カブスは今オフに2023年にアストロズで打点王を獲得した強打の外野手、タッカーを獲得。一方で鈴木と同じくトレード候補の挙がっていたベリンジャーがヤンキースにトレードされたことで、情報筋の話として「カブスは鈴木をトレードする意向はないようだ」と伝えた。

 しかし、鈴木の起用法を巡ってトレード交渉が再燃する可能性もあるようだ。ローゼンタル記者は、鈴木に近い関係者の話として外野守備にこだわる鈴木がフルタイムのDH職を望んでいないと指摘。鈴木はトレード拒否権を保有しているが「その可能性があるだけで、彼はトレードを承認する傾向が強まるようだ」とした。

 T・ヘルナンデスの動向次第で、鈴木の去就にも影響が出る可能性があり、今後の動向が注目される。

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