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【光る君へ 大河絵(光る君絵)】最終話 倫子の意地と“道長愛” まひろと三郎の運命の物語、完。

スポニチアネックス 2024年12月22日 17時33分

 女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は15日に最終回となる第48話が放送され、完結した。大河放送がない22日…完結から1週間たった日曜日に“光る君へロス”の声も上がる中、石井さんの「光る君絵」も完結。見どころ満載だった最終話に描かれたのは…。

 先週の最終回は「物語の先に」。最終回は「物語の先に」。寛仁4年(1020年)、まひろ(吉高由里子)は大宰府から都に生還したものの、源倫子(黒木華)から藤原道長(柄本佑)との関係を問いただされ、2人のこれまでを打ち明ける。すべてを知った倫子は驚きとともに“ある願い”をまひろに託す。やがて時が経ち、道長は共に国を支えた公卿や愛する家族が亡くなる中、自らの死期を悟って最後の決断。まひろは道長危篤の報を聞き…という展開だった。

 まひろと倫子の緊迫の対峙から始まった最終話。倫子の妻としての、母としての表情、そして賢子のこと以外、すべてを打ち明けたまひろの表情は2人の心の中を美しく強く映し出した。

 そして最期の時を迎える道長。倫子の願いで許された、まひろと2人だけの時間。「続きはまた明日」…。運命のソウルメイトに物語をささやかれ、後ろから抱き締められ…三郎の人生は幕を閉じた。

 道長と同じ日に天に旅立った行成、2人の死を思う公任と斉信、涙を流しながら日記を記す実資、最後まで道長に仕えた百舌彦、縁側談義に花を咲かせたききょう(清少納言)、変身?した賢子、国母として強い存在感を示した彰子、仏像を彫り、まひろの“旅立ち”へのお供を懇願する乙丸、為時、いと、そして最後のシーンに現れた双寿丸…。最後まで道長、まひろ、倫子だけでなく、すべての人が思いを刻んだ最終話だった。

 まひろと道長の物語。妻の意地と広い心を見せた倫子。石井さんは“3人”の物語のラストを描いた。魅力的な人々の絵は、改めて大河絵巻に託し…。

 「鎌倉殿の13人」「どうする家康」に続き3作目となった大河絵連載。見ていただいた皆さんの温かい声が大きな励みとなりました。この1年も応援していただき、見ていただき、ありがとうございました。「光る君へ」の“平安絵巻”は、総集編が放送される29日に配信予定です。まひろや道長たちの1年間を1枚にまとめた大河絵巻も見ていただけたら幸いです。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)、「どうする家康」(2023年)に続き3年目。

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