◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部第1節 トヨタ27―30東京ベイ(2024年12月22日 秩父宮)
昨季7位のトヨタが同6位の東京ベイに27―30(前半21―10)で逆転負けを喫し、黒星発進となった。
昨季終了後に埼玉から移籍したSO松田力也(30)がトヨタのジャージーを来て公式戦初出場。コンバージョン3本とペナルティーゴール2本を全て成功させ、正確なキックで存在感を発揮した。
試合終了間際まで27―27の同点。トライ数では東京ベイが5に対してトヨタは3と少なく、松田のキックによる差が際立っていた。しかし、最後の最後に東京ベイのSOバーナード・フォーリー(35)にドロップゴールを決められて逆転負け。松田は「こういう試合で勝たないといけない」と悔しがりながらも「まだ始まったばかり。方向性は間違ってない」と前を向いた。
かねて松田がトヨタに来ることを望んでいた、帝京大時代の同期でもあるNo・8姫野和樹主将(30)は「彼と一緒にプレーできるのはうれしい。すごく助けてくれるので頼りになる」と笑顔。「チームとしてはこれからもっと良くなると思うので、新しいトヨタを見せられるように期待してほしい」と次戦以降の巻き返しを誓った。