◇フィギュアスケート全日本選手権最終日(2024年12月22日 大阪府門真市・東和薬品ラクタブドーム)
フィギュアスケートの世界選手権(来年3月、米ボストン)代表選考会を兼ねる全日本選手権最終日が22日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで行われ、女子フリーで坂本花織(24=シスメックス)が149.76点をマークし、合計228.68点で4連覇を達成した。SP4位の樋口新葉(23=ノエビア)はフリー135.35点、合計206.40点で3位に入った。
気迫のこもった演技でミスなくフリーを終えた樋口は「休養を挟んで、こういう結果を残せたのはうれしい」とホッとした表情。表彰台に上がり「ここからもう一段階、上がれるような結果を残していきたい」とさらなる成長を誓った。
▼1位・坂本 連覇できたので今はホッとしている。ガッツポーズというより悔しい気持ちだった。宿題が出たのは、またいい挑戦ができそう。
▼2位・島田 4回転を決めたかったけど、最近ミスが出ていたトリプルジャンプを練習してきたので。自分に打ち勝つことができて、その部分はうれしい。2位になったからこそ、来年は優勝したい気持ちも少し出てきた。(今後は)4回転の精度をもっともっと上げていきたい。
▼4位・千葉 悔しい気持ちが強いけど、靴を脱いだりしている時に、気持ちがもう次の試合に向かっている感じがして。来シーズン、絶対に4回転をやってやるぞという気持ちが芽生えてきた。悔しさから得る強さも大事だなと思った。