◇イタリア・セリエA第17節 パルマ0―5ローマ（2024年12月22日 イタリア・ローマ）
パルマの日本代表GK鈴木彩艶がフル出場した。今季ワーストとなる5失点で10月のボローニャ戦以来の零封とはならず。今季初の3連敗を喫した。
前半8分に味方が相手FWを倒して、いきなりPKを与えた。逆をつかれて先制を許し、同13分にはボレーシュートを決められて失点。前半終了間際にもピンチを迎えたが、シュートを落ち着いて胸で止めた。
後半も立て直せなかった。後半6分に失点し、同29分には再びペナルティーエリア内で味方が相手MFを倒してしまい、PKを許した。逆をつかれて止められず。同38分にも得点を許し、突き放された。チームは前半から、なかなかチャンスを作れず。11月のジェノア戦以来の無得点で敗れた。
鈴木は今年7月にベルギー1部シントトロイデンからパルマに加入。8月の開幕節・フィオレンティナ戦でフル出場デビューし、ロングフィードで先制の起点になった。第3節のナポリ戦で退場処分を受け、9月のウディネーゼ戦は出場停止。第5節のレッチェ戦からフル出場が続いている。
今年は日本代表でも守護神として奮闘。アジア杯やW杯アジア最終予選でフル出場し、日本のゴールを守ってきた。22歳15日で迎えた9月5日のW杯アジア最終予選の中国戦で97年川口能活の22歳23日を抜き、日本人GK最年少出場を達成。11月の同インドネシア戦では14年W杯同予選で川島永嗣が記録した史上2位の4完封に並んだ。