漫才日本一を決める「M-1グランプリ2024」が22日、東京・六本木のテレビ朝日で開催され、昨年王者の令和ロマンが大会史上初の連覇を果たした。最終決戦は審査員9人のうち5人の票を集めた。
今年10月からスタートした生放送の同局ニュース番組「有働Times」では、令和ロマンがスタジオに駆け付け生出演。この日のドキュメントも放送し、高視聴率番組の「M-1」のアドバンテージを生かした番組編成にテレビ関係者からは「3年連続の視聴率王者を狙った戦略でしょう」と語った。
テレビ朝日は2023年度の平均視聴率(2023年4月~2024年3月)が世帯視聴率で2年連続の3冠(全日、ゴールデン、プライム)、個人全体視聴率で2年連続の2冠(全日、プライム)を達成した。
「M-1」は安定の高視聴率番組。昨年は平均世帯視聴率は17・2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だった。最高瞬間視聴率は記録したのは審査員7人の票が1人ずつ発表され、令和ロマンの優勝が決定し歓喜にわいた瞬間で20・8%。個人視聴率は12・2%だった。
テレビ関係者は「M-1の視聴者をそのまま逃さすに視聴に続ける編成を敷いていた」と語った。