横浜市で来春、新たな都市型音楽フェスティバルが開催されることになった。タイトルは「CENTRAL MUSIC&ENTERTAINMENT FESTIVAL 2025」で、複数の会場でライブイベントを同時に行うという異例の試み。第1弾の出演アーティストとして、乃木坂46、緑黄色社会、キタニタツヤ(28)、結束バンドの4組が発表された。
主催するCENTRAL実行委員会によると、会場はKアリーナ横浜とKT Zepp Yokohamaの屋内2会場、赤レンガ倉庫と臨港パークの屋外2会場。今後、さらに増える見通しで、横浜の街全体を巨大なフェス空間とする、海外でも類を見ない異例の規模だ。来年4月4~6日の3日間開催される。
横浜はここ数年、コンサート会場が続々とオープンし「音楽の街」として注目を集めている。中でも昨年9月開業のKアリーナ横浜は、米音楽誌ポールスターが今月16日に発表した「年間動員数ランキング」が184万人で、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンの200万人に次ぐ世界2位。同委員会の担当者は横浜を開催地に選んだ理由として「横浜という街が“音楽の街”として大きく成長していく物語を、ともに描くことができるのではないかと考えた」と、来年以降も規模を拡大して続けることができるポテンシャルの高さを挙げた。
コンセプトは「日本の響きを世界へ」。音楽だけでなく、アニメやテクノロジーなど、多彩な日本のエンターテインメントを横浜から世界に発信する。