22日にテレビ朝日系で生放送された漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2024」(後6・30)の平均世帯視聴率は18・0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが23日、分かった。昨年の17・2%を0・8ポイント上回り、18%台は3年ぶり。15年の「M-1」復活以降では20年(19・8%)、21年(18・5%)に次ぐ高視聴率だった。令和ロマンの連覇がかかり、審査員も若返り。節目の20回大会とあり、注目を集めた。
最高瞬間視聴率は午後10時4分、同5分の21・4%。審査員の票が出て、優勝が決まった瞬間だった。
ABCで放送された関西地区の平均世帯視聴率は25・5%、瞬間最高視聴率は関東と同じ午後10時5分で、こちらは29・6%だった。
「M-1グランプリ2024」は昨年王者の令和ロマンが大会史上初の連覇を果たした。ファーストラウンドは、まさかの2年連続トップバッターで登場。焦って子供の名前や、なぜか名字まで考え出し、それぞれのメリット、デメリットをコミカルに説明するという漫才を披露。いきなり850点の高得点をたたき出した。新鋭バッテリィズの861点には及ばなかったものの、堂々の2位で最終決戦へ進出。
最終決戦は、戦国時代にタイムスリップしたネタを披露。9人の審査員による投票では、5人が令和ロマンを支持。3票のバッテリィズ、1票の真空ジェシカをしのいで、頂点に立った。
決勝は史上最多1万330組を勝ち抜いた計10組で争われ、審査員は「オードリー」若林正恭、「かまいたち」山内健司、「アンタッチャブル」柴田英嗣、「笑い飯」哲夫、「NON STYLE」石田明、「中川家」礼二、「博多華丸・大吉」博多大吉、「ナイツ」塙宣之、「海原やすよ ともこ」海原ともこの9人だった。
【M―1グランプリ 近年の視聴率】
<世帯視聴率>
2019年(第15回)関東=17・2% 関西=26・7%
2020年(第16回)関東=19・8% 関西=29・6%
2021年(第17回)関東=18・5%、関西=28・8%
2022年(第18回)関東=17・9%、関西=30・1%
2023年(第19回)関東=17・2%、関西=28・0%
2024年(第20回)関東=18・0%、関西=25・5%
<個人視聴率>
2019年(第15回)関東=11・7% 関西=18・7%
2020年(第16回)関東=13・4% 関西=21・7%
2021年(第17回)関東=12・6%、関西=20・1%
2022年(第18回)関東=12・1%、関西=21・6%
2023年(第19回)関東=12・2%、関西=21・4%
2024年(第20回)関東=12・7%、関西=18・4%