26年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の出場枠獲りが懸かる来年3月のフィギュアスケート世界選手権(米ボストン)代表会見が23日、大阪・東和薬品ラクタブドームで行われた。
全日本選手権で4連覇した女子の坂本花織(シスメックス)は10分ほど遅れた会見の冒頭で「遅れてしまいまして大変申し訳ございません。私が原因です」と釈明した。その上で「世界選手権では、精いっぱい演技したいと思っています」と抱負を語った。
五輪出場枠の懸かる世界選手権は「一番大事」と強調。強豪ロシア勢が五輪予選に参加が容認されたことにも触れ、「今できることを精いっぱいやって、日本ははこれだけ強いぞ、というのを見せたい」と意気込んだ。
世界選手権は自身の4連覇も懸かるが「意識していない」と言い、「今年と来年2年で1つで考えている。あくまで通過点と考えている。そこに重きは置きたくない」と話した。世界選手権には同門の男子・壷井達也も選出。昨夜、代表発表の際には「普通に泣きました。少しだけメッセージを送った」とも明かした。