女優の斉藤由貴(58)が22日放送のTBSラジオ「松本隆 風街ラヂオ」(日曜後11・00)にゲスト出演し、大物作詞家に「こらっ!」と突っ込む場面があった。
1984年に芸能界入りし85年2月に松本隆氏作詞の「卒業」で歌手デビュー。同年リリースの「初戀」「情熱」も手掛けた松本氏は斉藤とは気心の知れた間柄で、和やかムードでトークに花を咲かせた。
斉藤は「全てがブラックでした」とアイドル時代を振り返りつつ、ハードな仕事を乗り切れた理由について「演技をしてる時や歌番組は嫌いでしたけど歌を歌ってる瞬間、自分の本分の部分がとても楽しかった。今になって思うけどとても自分に必要な、生きて呼吸をする上で必要なことをできる人生を歩めてるんだなってこと、ある時分かりましたね。だからつらくなかったんだと思う」と回顧。
これを聞いていた松本氏は「こうやってしゃべると、みんな斉藤由貴の正体が分かると思う。この人は詩人なんだよね。だから普通の人じゃない」と長年の付き合いらしく分析。斉藤が「こらっ!悪口言って」と突っ込むと、松本氏は「悪口じゃない。褒めてる」と笑った。
前週から2週に渡っての出演の最後に、斉藤は「いけないですね。何とかやり込めてやろう、何か言ってやらなきゃ気が済まないという気持ちにさせられる方ですよね」と松本氏に向かってジョークも。「最初はもちろん“松本隆先生、ハハーッ”って感じだったけど、いいんですよ75歳ですから」とユーモアたっぷりに続けた。
松本氏はトークを終えた後、「あの人と話してると見透かされるみたいで、怖いんですよ。いい意味でですよ。観察眼が鋭くて」と楽しそうに振り返っていた。