「M―1グランプリ2024」決勝から一夜明けた23日、惜しくも2位だった漫才コンビ「バッテリィズ」が地元・大阪のよしもと漫才劇場に登場。大健闘の2人に、客席から温かい声援が送られた。
前売りでは半分程度しか売れていなかったが、バッテリィズを一目見ようとほぼ満席に。エース(30)は「ごめんね、負けて」と客席に語りかけると、一際大きな拍手が起こった。寺家剛(34)は「でも、2本目の途中で負けたと思った。令和ロマン、めっちゃウケてたし」と、王者へのリスペクトも忘れなかった。
公演後に取材に応じたエースは「悔しいですよー。でも、最終決戦ではっきり負けさせてくれたと感じたので、結果が出たときも清々しい気分でした」と笑顔。寺家は「前評判は全然だったけど、ぼくたちがやってきたことを証明するつもりでした。それができたし、ちゃんとやれるんやという思いでした」と、今まで以上に自分たちの漫才に自信を深めた様子だった。
メディアへの出演オファーは続々と舞い込んでおり、むしろ連覇をはたした令和ロマンよりも反響は大きく、まさに時の人。LINEへの祝福は2人で500を超え、寺家は「さっき、ようやく返事をし終えた」と苦笑い。SNSもすさまじい反響で「Xはフォロワー4000くらいやったんですけど、きょう3万を超えてた」と驚いた。
決勝の夜は1時間しか寝られず、明日24日も始発で東京。しばらくはめまぐるしい日々が続くが、寺家は「今はまだ861点がうれしいんですけど、ヤーレンズさんには段々悔しくなるよって言われました。だからやっぱり来年こそ、という気持ちになると思う」と話すと、エースも「こんなにみんなにホメてもらえたのは人生で初めて。だから、来年は(1位を)とらなしゃーないと思ってます」と力強く抱負を語った。