楽天の三木肇監督(47)が「選択肢としてポジションを変える可能性はある」と浅村栄斗内野手(34)の来季一塁コンバート案を明かした。
楽天移籍6年目の浅村は今季二塁から三塁にコンバートされた。DHと併用されながら三塁手としては96試合に先発出場し、失策は9個だった。大阪桐蔭では遊撃手で、西武入団後は13年に一塁手としてゴールデングラブ賞に選出。その後は長らく二塁を主戦場とし、19年に同賞に輝いていた。
三木監督は「あれだけの選手だから(尊重)しないとダメな部分もある。せっかく慣れてサードで落ちつけるんだったら、絶対その方がいい」としながらも「彼だけじゃなく、他の選手との兼ね合いもある」と説明。来季は遊撃を本職とするドラフト1位の宗山が入団し、内野のレギュラー争いが激化することが予想される。指揮官は「いろいろな選択肢を持ちながら、彼にとって一番いい形になって、少しでもチームにも反映されるようなところを見つけたい」と話した。