名古屋が来季新戦力として札幌MF浅野雄也(27)獲りに動いていることが23日、分かった。複数の関係者によると、交渉は順調。細部を詰める段階という。
日本代表FW浅野拓磨(30=マジョルカ)を実兄に持ち、ウイングバックやシャドー、1トップでもプレーできる万能アタッカー。今季は負傷離脱の影響もあってリーグ22試合出場4得点1アシストだったが、昨季は同34試合12得点3アシストをマークした。札幌のJ2降格に伴い、今オフは国内複数チームによる争奪戦が勃発。その中で名古屋が最有力候補になっているという。
名古屋はFW細谷真大(柏)と今季リーグMVPのFW武藤嘉紀(神戸)にオファーをするも獲得に至らず。浅野を獲得できれば、攻撃的なポジションの補強は今オフ第1号となる。
◇浅野 雄也(あさの・ゆうや) 1997年(平9)2月17日生まれ、三重県三重郡菰野町出身の27歳。四郷高―大体大を経て19年にJ2水戸に入団。20年から広島でプレーし、23年に札幌へ完全移籍。J1通算137試合27得点。7人兄弟の四男で、拓磨は2学年上の実兄。1メートル73、72キロ。左利き。