大リーグ公式サイトが22日(日本時間23日)、来年1月21日(同22日)に発表される米殿堂で史上2人目の満票選出が期待されるマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏の特集を掲載した。メジャー通算3089安打の同氏が満票選出されるか55人の有識者にアンケートを取り、「Yes」回答は半数以下の25人だった。19年にヤンキースで通算652セーブのマリアノ・リベラ氏が史上初の満票選出され、20年に同じヤ軍のデレク・ジーター氏は1票差で満票を逃した。「No」が30人で上回ったが「25人が満場一致の可能性を考えている事実は注目に値する」と記した。
投票者に独自調査している米サイト「野球殿堂ボートトラッカー」によれば、米野球殿堂の開票率はまだ9・3%だが、イチロー氏は36票を集めて満票をキープしている。同氏以外に選出に必要な75%以上の得票を集めているのは、ヤンキースなどで通算251勝を挙げた資格初年度の左腕CC・サバシア氏の34票で94・4%。アストロズなどで通算422セーブを挙げたビリー・ワグナー氏が32票で88・9%。