阪神は23日、西宮市内の球団事務所で仕事納めを迎え、来年1月1日付の人事異動を発表した。女子野球やアカデミー事業、野球の振興・普及に力を入れていくための野球振興室を新設し、嶌村聡専務取締役球団本部長が室長を担当。ドラフト、外国人、トレード、FAなど補強に関わる編成部門は今後、竹内孝行取締役球団本部副本部長が担当する。嶌村球団本部長は「竹内副本部長が取締役に昇進したのを契機に、編成の実務を委任する形にした」と説明した。
また、駐米スカウトを務めていたジェリー・サンズ氏、熊野輝光スカウトが退団。今季限りで現役引退した陽川尚将氏(前西武)、江越大賀氏(前日本ハム)、高浜祐仁氏が野球振興室に入りアカデミーコーチを務める。1軍ディレクターに永吉和也氏、スカウト部門編成ディレクターに東辰弥氏が就任する。
今季1軍バッテリーコーチを務めた嶋田宗彦氏はスコアラーに。ブルペン捕手を務めた小宮山慎二氏は、スコアラー兼アナリストに異動となり、チームとしてはアナリスト部門を4人体制とし、分析力強化に取り組む。