ディナモ・ザグレブ(クロアチア)のDF荻原拓也(25)が保有権を持つ浦和へ復帰することが24日、決定的となった。複数の関係者によると、近日中に正式発表される。
足首捻挫などの影響もあって今季公式戦12試合出場1得点に留まっているが、欧州CLバイエルン・ミュンヘン戦(ドイツ)でのゴールや同ザルツブルク戦での勝利に貢献。期限付き移籍の期間が来年1月20日で満了となる中、ディナモ・ザグレブ側は攻撃力に優れる左サイドバックを高く評価してきた。だがクラブ内部の統制が取れておらず、買取オプション行使を決断できない状況だという。その一方で来年のクラブW杯での上位進出やJ1制覇を目指す浦和は早い段階から復帰を要請。強化部がクロアチアに何度も訪問し、説得を続けてきた。
ドイツやイタリアを含めて5大リーグから打診が届き、萩原自身も欧州挑戦を続けたい思いは強い。だがアカデミーから育ててもらった浦和への熱意に応えたい気持ちも強い。A代表入り、そして目標とする5大リーグ行きを成し遂げるため、もう一度、浦和で価値を高めていく。