24日に74歳の誕生日を迎えたパーソナリティー生島ヒロシの幼少期を物語にしたミュージカルが、来年3月に生まれ故郷の宮城県気仙沼市で再演される。
映画監督の堤幸彦氏(69)が総合演出をつとめる気仙沼オリジナルミュージカル「デンマークとさんま十勇士」。出演する子どもたちの稽古も公民館で始まった。生島は「気仙沼が絶好調の時代を見ていましたよ。子どもの頃の思い出の1つとして、家の前が大きなカーブになっていて、そこにサンマをたくさん積んだトラックがカーブを曲がるとバタバタとサンマを落としていくわけですよ。その落ちたサンマをボクたちは拾って、晩御飯にしたわけです。そのことを堤監督にお話ししたら、面白い!ということでミュージカル化してくれました」と経緯を説明した。
同作品は2018年3月に地元で上演され、大好評を博した。今回は東日本大震災後の“まちづくり”が進むまちの様子も盛り込む。ミュージカル関係者は「震災がありながらも令和をたくましく生きる子どもたちが昭和の時代を演じ、オール世代で作り上げる舞台をぜひ、見に来て欲しいです」と語っている。