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阪神・藤川監督 才木&佐藤輝の米大希望に私見「その発想自体は大事」、春季C中に発言なら「別問題」

スポニチアネックス 2024年12月24日 13時2分

 阪神の藤川球児監督が24日、才木と佐藤輝の将来的なメジャー移籍の希望について、見解を示した。

 2人は、今オフの契約更改の席上で、ポスティングシステムを利用したい意向を球団に伝えた。これに対し、「なぜ彼らがメジャー挑戦という目標を掲げるのか。それはアスリートだから、どんどん高い目標をつくらないと伸びていけないから。彼らの発言を聞いて“まだまだ早い”とか、思われる方もいるかもしれない。だけど、彼らは1人のアスリート。目標設定をつくらないと伸びていけない」と心情に理解を示した。

 さらに「才木にしても、佐藤(輝)にしても、ポスティングシステムを利用したい期日を伝えていない。私は、この目標を設定することで日々を精進できると思う。チャレンジをするために向かっているということが日々の努力に変わると思う。その発想自体は大事なこと。彼らの気持ちは間違っていない。それに彼らはリーグ優勝、日本一をしたいと口にしている。それは偽りじゃない。メジャー挑戦の希望は、日々精進をしてメジャーに行けるぐらい努力をするという表れだと思う。球団との駆け引き(の材料)ではなく。それが、選手の成長につながる」と語り、高みを目指すことのメリットも唱えた。

 2人の米大志向を「監督になる前から聞いていた」と明かした。ただし、ポスティングシステムには言及を避けた。「私からポスティングについて、イエスともノーとも言えない。球団経営の中で判断することなので」。監督として「選手が、モチベーションを向上をさせることは大切だと考えている」と選手の気持ちを汲み取る姿勢を示した。

 将来的な目標と、来季の優勝に向けての取り組みは、しっかり線引きをすべきだとも、最後に訴えた。

 「彼らが年内に発言しているというのは、来シーズン以降も全力でやるということ。年を越して、例えば、春季キャンプ中にも“メジャーに行きたい”などと話すことは、別問題になる。2月から、チームとして向かう方向は一つ。彼らを含む全ての選手が自分の言動に責任を持ち来シーズン、チームに最大の貢献をしてくれる事を願う」

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