歌手の森山良子(76)が24日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。2人の子供の幼少期を振り返り、涙を流す場面があった。
昨年12月、長男・直太朗の父親である元夫・ジェームス滝が他界。直太朗の「会いに行かない?」という誘いで病室に出向くと「意識はなかったんですけど、名前を呼ぶと“おうおう…”て言ったりして…。直太朗にとってもパパにとっても良い最期だった。(パパは)本当に良い最期を迎えられたと思っている」と胸の内を語った。
「子供にとってパパはパパ。どんなことがあっても」。残された父との時間をかみしめるように過ごす息子の姿に「寂しかったんだろうな」と感じたという。
直太朗と長女・奈歩の2人の子供を女手一人で育て上げたが、「頑張ったつもりだったんですけど、仕事ばかりに気持ちがいっていて、みんなで過ごす時間、心の愛情じゃなくてスキンシップとか、きちっと心を伝えられなかった」と悔やむ場面もあった。
「そういう仕事を選んでしまっているから、私にとっては仕方がないこと」と割り切っていたものの、「“どうして他のママは家にいるのに、ママは家にいないの?”って…。“ママは歌が好きだから、いろいろなところで歌を聞いてもらっているの”と言うと、“だったら、そんなに歌が好きだったら家で歌えばいいじゃない”」という子供の言葉には「寂しいんだな」と痛感させられていたという。
「子供ながらに上手いこと言うな…。今でも忘れられない。出かけるときに追っかけてくる姿は、今でも忘れられませんね」と涙ながらに語った。