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森永卓郎氏 日本のGDPマイナス成長に嘆き「増税しすぎ」「転落を止めるくらいのことをやらないと」

スポニチアネックス 2024年12月24日 17時37分

 経済アナリスト森永卓郎氏(67)が24日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー」(月~木曜前8・00)に生出演し、23年の日本の国民1人当たりの名目国内総生産(GDP)を受けて自身の考えを示した。

 内閣府が23日、発表した国民経済計算の年次推計で、日本のGDPは「前年比0・8%減の3万3849ドルだった。2年連続の22位だが、1980年以降で最も低く、21位の韓国に逆転を許した。また先進7カ国(G7)では2年連続の最下位だった。

 森永氏は「結局、今年も日本だけがマイナス成長になりそうなんですよ、G7の中で」と、すっかり経済的に“劣等生”に落ちぶれた日本に嘆きを口にした。

 森永氏の分析では、大きな理由は2つだという。「明らかに財政、金融政策の失敗なんですね。財政を引き締めて増税しすぎた」。さらに「本来、金融緩和しなければいけないのに、日銀はまだ締めると言っている。こういう暴挙をしたら、こうなるのは目に見えている」と政府日銀のミスジャッジを指摘した。

 その上で、今後取るべき政策として、「政策の抜本転換をして、少なくとも今の転落を止めるくらいのことをやらないといけないと思っています」と提言した。

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