巨人からドラフト1位指名を受けた花咲徳栄・石塚裕惺内野手(18)が、同校のある埼玉県加須市を表敬訪問した。「第二の故郷」と表現した同市のファンへ「加須の皆さんにいいニュースを届けられるよう、一日一日を大切に頑張っていきたい」と誓った。
「かぞ」の名を全国に広める。千葉県八千代市出身で高校入学までは「加須とかいて“かす”と読むと思ってました」と苦笑い。だが、濃密な高校3年間を過ごした地を今では「第二の故郷」と表現。角田守良市長に向かっても「間違ってる人がいたらピシっと言ってやりたいです。花咲徳栄も花咲徳“えい”って言う人がいるんで。どちらも間違われないように自分が活躍したい」と言いきった。
こいのぼりの産地としても有名な加須市。毎年12月に行われる「こいのぼりマラソン大会」へは昨年参加し、10キロの部を42分台でゴール。「チームの中では6番ぐらい。結構、頑張りました」と笑った。
「高校時代は甲子園でプレーしたい思いでやってましたけど、これからは東京ドームで1日でも早く躍動している姿をいろんな人に見てもらえるように頑張っていきたい」。無限の可能性を秘めた強打の右打者。愛する第二の故郷の思いも背負い、プロの世界でも高く高く舞い上がる。