“輝トナカイ”から感謝のプレゼントだ。阪神は24日、佐藤輝明内野手(25)が小児がん患者を支援する団体に、今季の本塁打数に応じて160万円(16本塁打×10万円)を寄付したと発表した。認定NPO法人「ゴールドリボン・ネットワーク」への寄付活動は昨年に続き2度目。昨季は寄付した金額を公表していなかった。
「どんどんしていきたいですし、僕もいろいろ支えてもらっている部分もある。何か少しでも返せたらという思いで(この活動を)させてもらいました」
4年目の今季は自己ワーストの16本塁打に終わった一方で、打率・268、得点圏打率・322はいずれもキャリアハイだった。さらなる飛躍を期す来季。「(子供たちと)触れ合う機会もあれば」と寄付以外での交流にも意欲を見せた。
「(来年以降も成績に応じての寄付を)続けていきたい」。モチベーションはチームの勝利のためだけにあるのではない。快音を響かせ、アーチ量産を社会貢献につなげていく。