才木と佐藤輝がポスティングシステムを使った将来的なメジャー移籍を相次いで表明したことを受け、阪神・藤川監督が24日に取材対応し、2人の考えに理解を示した。自身は現役時代に、海外FA権を行使して大リーグで3年間プレーした経験がある。高みを目指すのは、スポーツ選手の本質的な欲求として「アスリートは高い目標をどんどんつくらないと伸びていけない。彼らの気持ちは間違っていない。一人のアスリートとして理解できる」と心意気を買った。
2人そろって挑戦時期を明確にせず、リーグ制覇への貢献を訴えていることから、「球団との駆け引き(の材料)ではなく、メジャーに行けるぐらいの努力をするという表れだと思う」とさらなるレベルアップを期待した。
両者の希望を「監督になる前から聞いていた」とも明かした。ただし、この先容認されるかどうかは「球団経営の中で判断すること」と一線を引いた。「春季キャンプ中にもメジャーへ行きたいと話せば別問題になる。2月からチームとして向かう方向は一つ」と続け、心も体もタテジマを着た状態で2月1日に再会できることを望んだ。 (倉世古 洋平)