漫画家・玉越博幸氏(54)が肝臓でがんが再発したことを25日、自身のX(旧ツイッター)で発表した。再発により来年1月に三度目の手術をすることも明かした。
この日、「【ご報告】肝臓でガンが再発し、2025年1月に三度目の手術をして治療に専念する事となりました」と報告した。手術をすることとなったものの「原稿は進めていますので必ず再開します!今暫くお待ちください」と力強く伝えた。そして「今後とも『ガンダムポケットの中の戦争』と『余命一年のAV女優』を宜しくお願いします」と記した。
玉越氏は矢立肇・富野由悠季原作による名作のコミカライズ「機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争」を連載。だが、2021年にステージ3の直腸がんと診断された同年同年8月に手術を行い、「5年後の寛解を目指していきます」としていたが、22年6月に直腸内視鏡検査でがん細胞が再発見され、ステージ2以下のがんが発覚。その後、リンパと血管へのがん転移が分かり、ステージ3の診断を受けた。
それでも4カ月に及ぶ抗がん剤治療を経て、連載を再開させた。しかし2023年11月30日に、自身のSNSを通じて肝臓へのがんの転移が認められたため、同作の連載を休止すると発表していた。
玉越氏は、講談社の第45回新人漫画賞で「アルバイトに行こう」で佳作を受賞し、「BOYS BE…」でデビュー。現在は漫画雑誌「ガンダムエース」(KADOKAWA)で「機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争」、小学館が配信するウェブコミックレーベル「モバMAN」で「余命一年のAV女優」を連載している。